上司や先輩との接し方に悩んだら、この七カ条を実践せよ!
先述の後輩女性のような人ならともかく、「上司や先輩とどう接したらいいか分からない」というお悩みはありがち。実際に、研修セミナーなどでもよく質問されるので、上手な接し方をまとめてみました。以下の七カ条、ぜひ参考にしてください。
一.接点を増やせ
上の立場になると職場全体を見る必要があるので、細かなところまで目が届きにくいもの。一方、現場業務に最も詳しいのは中堅社員なので、その立場の人は正しく有益な情報を上司に伝える役割を担いたいですね。そこで必要なのが、上司との接点を増やすこと。コミュニケーションは時間より回数ともいわれます。定期的に時間を取ってもらうなら、朝礼、あるいは○曜日のランチ後など、上司のスケジュールをあらかじめ押さえてください。定例化が難しい場合は、積極的に声掛けして細かく報連相を行うのもよいでしょう。
二.相談と提案はセットにすべし
中堅社員なら上司の仕事を増やすのではなく、ラクにする方法を考えたいですね。相談するなら、提案も持っていくようにしましょう。「○○について問題があると考えています。そこで◎◎のように改善したいのですが、いかがでしょうか?」と、改善案のたたき台を持っていけば、忙しい上司はGOサインを出すだけで済みます。
三.情報は上位者を先にして伝えよ
情報を先に知る権利があるのは上位者なので、順番を間違えないようにしましょう。上司だけが知らなかったとなれば、恥をかかせてしまうのでご注意を。
四.協力してほしいことをハッキリさせて
頼み事をするときは、明確に伝えることが大切。「この情報を共有してほしい」「アドバイスがほしい」「自分からではなく、職場のみんなに上司から指示を出してほしい」など、上司に動いてもらうときは遠慮せず、ハッキリ伝えてください。
五.時間と知恵をもらったら感謝せよ
長年、努力と経験を重ねて仕事を身に付けてきた上司に、時間や知的財産を分けてもらうことをたやすく考えてはいけません。なぜなら、他人の時間や知恵には、お金に換算できない価値があるから。指導を受けたり、アドバイスをもらったりしたときは、きちんと「ありがとうございます」と伝えてください。