ムダな作業を省いているにもかかわらず、今日の業務が定時で終わらない! そんなあなたは、もしかしたら1日のスケジュールを詰め込み過ぎかもしれません。主人公・やる子も同じで、なかなか残業を回避できない様子。こんなときは、すずまり姉さんに助けてもらいましょう!
昨日、やり残した仕事が多過ぎる……。これ、私がダメってこと?
まだまだ梅雨真っ盛りの火曜日、曇り空に負けないくらいどんよりとした表情で出勤するやる子。朝の挨拶もそこそこに、デスクへと向かいます。
やる子 「ああ、昨日、終わらせるべきだった仕事が山積み……。スケジュールは手帳でバッチリ管理できてたはずなのに、月末は忙しかったからなぁ……」
そう言って大きなため息をつく様子に、すずまり姉さんが気付かないはずはありません。カツカツカツ! とヒールの音を響かせながら、やる子に声をかけます。
すずまり姉さん 「やる子、おはよう! 今日はやけに元気ないわね。どうしたの?」
やる子 「おはようございます、すずまり姉さん。昨日のTo Doリストを見直していたんですけど、今日に回した業務の多さにげんなりしちゃって……。どうして私、こんなに仕事が遅いんでしょう? 資料作りも妙に凝ることはやめたのに」
すずまり姉さん 「どれどれ……? ん~、急な仕事が結構入っちゃってるのね。これ、引き受け過ぎなんじゃない? あと、ここんとこ、残業ありきでスケジュールを組んでいるのも気になるわね。もう少し、時間に対する意識を変えてみたら?」
やる子 「時間に対する意識、ですか?」
すずまり姉さん 「そう、目指すべきは『サッカー型』。あ~たみたいに『野球型』だと、いつまでたっても終わらないんだから」
やる子 「サッカーに野球って……? どういうことなのか、姉さん、教えてくださ~い!」