新たな年を迎えた今こそ、1年の目標を立てるべし!

 年が明けたばかりの時期は気持ちも新たになり、やる気もみなぎっています。「1年の計は元旦にあり」とはよく言ったもので、このタイミングを逃すとそのままズルズル過ごしてしまいがちなので、今のうちから1年の目標を立てるようにしましょう。

目標の有無で1年の過ごし方は大きく変わる

 国の政策も企業の経営も、中長期的な目標があって計画が決まります。私たちの人生も同じこと。漠然と「将来が不安」というお悩みを抱える方もいますが、目標を立て、それを実現すべく努力を続けることで少しずつ変わっていくはずです。といっても、大仰な目標を立てる必要はありません。「願いがかないますように」くらいの気持ちで、ストレスや負担にならない程度がちょうどよいと思います。

目標を手帳に書くことで、達成できる確率がアップする!

 経験上、実現したいことは文字にすべきだと思っています。私が起業したときも、やりたいことを5つ挙げて名刺の裏に刷っていたところ、数年後にはすべて実現することができました。目標も同じで、手帳に書いてたびたび見るようにすれば、実現しようという気持ちも高まるもの。さらに、誰かに見せることで協力してもらえたり、声が掛かったりするチャンスも生まれるはずです。

公私とも、ムリなく実現できる目標を立てよう

 先ほども触れましたが、いくらやる気がみなぎっているからといって、高過ぎる目標設定はストレスのもと。それこそ「仕事のケアレスミスを減らす」「月に1冊、本を読む」「貯金を50万円増やす」など、実現可能なことでよいのです。また、あまりにこまごまと決めるのも大変なもの。1年間の目標を立てるなら月ごとに一つ、全12個くらいがちょうどよいのではないでしょうか。

 なお、目標は自分のために達成するものなので、仕事だけに限る必要はありません。毎日の生活や人生を豊かにするものと考え、プライベートの目標も一緒に書いてください。

高過ぎる目標は書かなくてOK! (C) PIXTA
高過ぎる目標は書かなくてOK! (C) PIXTA

手帳に書くとき&書いた後のポイント

 目標を決めたら、手帳のその月ごとのページに書いていきます。大きな目標を一つだけ決めている場合は、たびたび見られるよう、前のほうのページに書くとよいでしょう。そして大切なのは、目標を立てただけで満足せず、振り返りを行うこと。実現できたかを1年の終わり、あるいは手帳を使い終えるときなどに振り返り、できなかった場合は何が原因かを把握するようにすれば次につながって、夢に一歩近づくことができるはずです。