意外と間違えている春のタイツ選び おしゃれの正解は？

川上さん「それでは、きちんと感が出てオフィス向きの、ネイビーにトライしてはいかがでしょうか」

3．きちんと感があるのに「セクシーにならない」透け感ネイビー

川上さん「ネイビーはきちんと感が出るうえ、透けても黒のようにセクシーな印象にはなりません。とろみブラウスとタイトスカートというコーディネートにネイビーのタイツを合わせると、信頼感のある上品な装いに。オフィスで差がつくおしゃれな足元が演出できますよ」

3．ネイビータイツのコーデ

黒とは一線を画したきちんと感が出るネイビー　スカート、パンプス／スタイリスト、編集部私物

はいたのはこれ！

「30デニールタイツ（ネービーブルー）」（1200円（税抜）／Blondoll 新丸の内ビル店＜17℃＞）

　淡いグレーのスカートにネイビーがしっかりなじんでいます。大事な会議や来客時など、普段よりきちんとした格好をしたいときにもよさそうですね。

春タイツ、こんなNGなはき方していませんか？

川上さん「春先は、もったいないタイツのはき方をされている方を見かけます。例えば、白いボトムにニュアンスカラーのタイツを合わせ、白いパンプスで挟んでしまう人がいますが、これはNG！ タイツと靴の色が対照的過ぎると、つま先からつながっているはずの足を分断して見せてしまい、『私の足はここからここまでです』と強調しているようなものです。タイツとパンプスの色をうまく組み合わせると、足は繋がって長く見えます。足元のコーディネートは、色選びに注意してくださいね」

季節の変わり目で時々見かける、NGなコーデ例です　スカート、パンプス／スタイリスト、編集部私物

　タイツの色で足長効果も演出できるんですね！ 次回は川上さんにストッキングの最新事情を伺います。

この人に聞きました

川上さやか（かわかみ・さやか）
スタイリスト。銀行で6年半勤務した後、27歳からスタイリスト・佐藤佳菜子さんに師事し、2013年に独立。現在は「Oggi」などのファッション雑誌やウェブサイトなどで活躍中。ベーシックを基本に、働く女性の日常に適したシンプルで上品なスタイリングに定評がある。

【第1回】意外と間違えている春のタイツ選び おしゃれの正解は？（今回はここ）
【第2回】まるで素足な5本指 スタイリスト注目最新ストッキング

文／樋口可奈子　写真／小野さやか