着こなしの仕上げ アクセ使いのコツ
着こなしの仕上げに、アクセサリーなどの小物合わせはかなり重要。一枚ではカジュアルに見える白Tシャツも、アクセサリーの使い方次第で大人っぽく着こなせます。そこで、「女性らしさアップ」と「かっこよさアップ」、二つのタイプ別にアクセ使いのポイントを解説してもらいました。
女性らしさアップの白Tシャツには?
「『女性らしさアップ』の白Tシャツに合わせるアクセは、甘くなり過ぎないゴールドのアクセがおすすめ。ゴールドならイエロー系なので肌になじみやすく、強く主張しません。暖色系なので女性らしさも出せます。しゃらっとした細いチェーンのイヤリングは、揺れ感や繊細さで、女性らしさをアピールできます。
ピンクなどの色がついたビジューなど、かなり甘めのアイテムを合わせるのは幼く見えてしまうので避けたいところ。パールのネックレスなども、普通のコーデになってしまい、こなれ感は出ません」(川上さん)
かっこよさアップの白Tシャツには?
「逆に、首元太リブにパールのネックレスを合わせると、こなれたコーデに。一見カジュアルなものにカッチリしたアイテムを合わせると、バランスが取れてよい着こなしになるんです。
『仕事ができる、いい女』風にまとめるなら、ゴールドのイヤリングがおすすめ。完全な辛口に着こなすなら、太いシルバーのチェーンがいい。襟ぐり太リブTに、ごつめのシルバーのアクセを合わせて、ボトムはネイビーのタイトスカートなんてかっこいいですね。
時計は、きゃしゃなデザインよりもフェース(文字盤)が大きめのほうがハンサムなテイストを利かせられます。ベルトも金具も黒だと、ユニセックスな感じで辛口に仕上がります」(川上さん)
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さまざまなシーンや人におすすめの白Tシャツのタイプと着こなしのコツを、タイプごとに見てきました。気になるタイプはありましたか? 次の記事では、スタイリスト川上さんによる厳選6Tシャツを紹介します!
スタイリスト。銀行で6年半勤務した後、27歳からスタイリスト・佐藤佳菜子さんに師事し、2013年に独立。現在は「Oggi」などのファッション雑誌やウェブサイトなどで活躍中。ベーシックを基本に、働く女性の日常に適したシンプルで上品なスタイリングに定評がある。
文/越智理奈 写真/品田裕美