プライベートの寂しさや仕事の行き詰まりに焦りを感じた経験もある、キャスター小西美穂さん。その時々のリアルな感情が読者の共感を呼び、一つ一つ壁を乗り越えてきた実践的な方法には、大きな反響がありました。特に女性たちから、あの話をもう一度! とリクエストがあった「婚活、自分磨き」について、今日も読者と一緒に小西さんと考えてみました。

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本日のお悩み

「ジブン大会(自分磨き)実践中。仕事以外でもっと自信を持ちたい」
【悩んでいる人】
広岡さん(42歳・印刷・営業/独身)
30代まで仕事に没頭し、気付けば40代。仕事以外の自分磨きの活動も始めようと、いろいろ挑戦中。仕事は自信を持って進められるけれど、プライベートではどこまで自分が相手を楽しませることができるのか、自信を持てないことも。自分を振り返るノート術をさらに生かす方法も知りたい。


広岡 私、今42歳で独身なんです。20代、30代はずっと仕事に夢中で駆け抜けて、気付けばこの年になっていたというかんじです。そうなったのには実は理由があって、28歳の時の転職がきっかけでした。

「28歳の時に転職。そこから、仕事への姿勢が変わりました」
「28歳の時に転職。そこから、仕事への姿勢が変わりました」

 最初に入った会社でも楽しく仕事をしていたのですが、他社の男性から「もっと広い世界を見たほうがいい」と声を掛けてもらって移ったんですね。その歓迎会の時、年下の男性の先輩から思いも寄らないことを言われたんです。「いい年してるんだから、せいぜい女を武器にして頑張れば」って。

小西 はい、はい、はい。来ましたね。

広岡 「前の会社でちやほやされてたのかもしれないけれど、ここでは新人なんだからお酌して回れよ」とも。

小西 ジャブですね。「なんぼのもんや」みたいな。

広岡 きっと私が突然入ってきたのが気に入らなかったんでしょうね。聞いていた周りの方が制止してくださったんですけど、私は結構こたえてしまって。

 パーティーで女友達から受けたお説教(詳しくは、「30代から『煮詰まる女友達』関係・距離感の変え方」)は、穏やかに聞けたんですけど、これは本当に傷つきました。それで「絶対に、負けたくない!」って頑張りました。そしたら新しい仕事もたくさんできて、どんどん面白くなりました。

小西 そのジャブ打ってきた男性はどうなったの?

広岡 辞めていきました。彼が辞めた後は、私ものびのび仕事ができるようになりました。

小西 それで28歳からずっと仕事に没頭してきたんですね。