夢はいつの間にか叶うもの

 こうして、入社から5年ほど営業職を続け、6年目に入ってからは現在の人事・広報の仕事を任されるようになりました。

 「会社の方も、入社したときは20名ほどのベンチャー企業だったのですが、今や50名以上になり、採用や広報の仕事に力を入れていこう、ということで異動になったのです。営業も好きだったのですが、特に広報の仕事はやってみたかったので、やりがいを感じています」

 インタビュー終了後、「綾さんは、いつの間にか夢を叶えたんですね! だって今、東京で、パリッとスーツを着こなして、仕事をバリバリこなして、まるで『サプリ』『働きマン』みたいな世界で働いているわけですから」と伝えたら、「そう言われれば、そうかもしれません」と笑顔に。

営業をやっていたからこそ、今の仕事ができています (C)PIXTA
営業をやっていたからこそ、今の仕事ができています (C)PIXTA

 「でも、最初から人事・広報だったとしたら、何もできなかったと思います。営業をやっていたからこそ、できている気がします。だから、営業の仕事を続けてきて本当に良かったです」

文/井上佐保子 写真/PIXTA

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