事務系職種を希望する人が4割以上という結果に

 次に、「転職をしたいと思う職種(興味のある職種)はどちらですか」(複数回答可)と尋ねると、1位は「一般事務・営業事務・医療事務」(43.9%)で、2位以下には「総務・人事」(32.2%)、「マーケティング・調査」(21.6%)、「広報・宣伝」(21.1%)、「企画・開発」(19.6%)が並びました。事務職の人気の高さが明らかになりました。

転職をしたいと思う職種(興味のある職種)はどちらですか?(複数回答)
転職をしたいと思う職種(興味のある職種)はどちらですか?(複数回答)

現職で2番目に多い「営業・販売」は敬遠される傾向も

 「あなたの現在の職種を教えてください」と聞いたところ、多い順に「一般事務・営業事務・医療事務」(28.4%)、「営業・販売」(11.6%)、「経理・財務・会計」(7.8%)、「総務・人事」(5.8%)という回答でした。つまり、事務職に就いている人が多く、同じ事務職への転職を希望しているようです。ちなみに現職で2番目に多いのは「営業・販売」ですが、転職を希望する職種として「営業・販売」を選んだ人は15.5%で7位にとどまりました。

あなたの現在(※離職中の方は直近)の職種を教えてください。
あなたの現在(※離職中の方は直近)の職種を教えてください。

 第1弾と2弾では、働く女性の転職に関する意識が明らかになりました。次回からは、転職を希望する理由や、実際に転職した人の決め手となった点などを探っていきます。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA

働く女性の転職白書

第1回 転職白書 女性の7割が転職希望「時間と勇気なく我慢」
第2回 転職白書 一番人気は事務系 憧れ業種は意外なあの業界(今回はここ)
第3回 転職白書 女性の転職の決め手 福利厚生より「未経験可」
第4回以降も順次公開予定

【調査概要】
2016年11月7日~12月4日、日経ウーマンオンラインと日経WOMANキャリアのサイト上で調査を実施。日経ウーマンオンラインを通じて回答した回答者389人、日経WOMANキャリアを通じて回答した回答者315人、計704人の回答を得た。属性は、独身59.4%、既婚(子どもあり)19.3%、既婚(子どもなし)15.3%。年齢は25~39歳が62.1%。居住地は、東京都28.1%、神奈川県12.9%、大阪府7.8%。会社員(一般職)61.8%。