転職するからには、より希望の条件に近く満足度の高い仕事にステップアップ転職をしたいもの。アラサー女性が、ステップアップ転職するために、今からできることは何かあるのだろうか。

1.とにかく仕事で成果を上げる

 「営業成績でトップになった、社内で表彰を受けたなど、わかりやすい実績のある人はやはり強いです」と話すのはLiBzCAREER佐地良太氏。

 言うまでもなく、仕事の成果を具体的に示すことができる数字や評価は転職する際に有利だ。転職を考えるなら、まずは今、与えられた仕事に全力で取り組み成果を上げることに集中しよう。

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 とはいえ、必ずしも目に見える形で仕事の成果を表すことができない仕事も多い。「採用側は、転職して別の仕事に就いても、前の会社同様、またはそれ以上の成果を上げられるのかどうか、“行動の再現性”を見ています。そのためには、仕事の成果そのものよりも、仕事の成功要因、失敗要因をしっかりと分析でき、自らの仕事経験を振り返って語れる人が求められています」(佐地氏)。

 そのためには、漫然と目の前の仕事をこなすのではなく、たとえ成果の見えにくい仕事に就いていたとしても、その仕事に対して主体的に取り組み、自分なりに工夫したり、考えて改善したりして、そのことをきちんと語れるようにしておきたい。「小さなことでもいいので、常に自分の中で、PDCA(Plan,Do,Check,Action)サイクルを回して取り組むように心がけると、同じ仕事でも、転職活動の際にアピールできる仕事経験になります」(佐地氏)

2.ポータブルスキルを高める

 「どんなスキルのある人が求められていますか?」と、尋ねると、どの転職エージェントも口を揃えて「ポータブルスキルの高い人です」と答える。ポータブルスキルとは、「持ち運び可能な能力」のこと。つまり、一つの業種や職種、企業でしか通用しない能力ではなく、転職しても通用する能力だ。

 ポータブルスキル、と聞くと、なにか特別な能力のようだが例えば人とコミュニケーションを取るコミュニケーションスキル、自分をマネジメントするセルフマネジメントスキル、タスクを管理するタスクマネジメントスキル、など、要は仕事の成果を上げるために必要な様々な能力のことを指している。「あなたの職場で『仕事ができる人』を思い浮かべていただきたいのですが、その方は恐らく、まったく別の部署に行っても、成果を上げそうだと思いませんか? その力こそがポータブルスキルなんです」(佐地氏)。単に仕事の成果を上げるだけでなく、ポータブルスキルを高める、という意識を持って仕事をしてみよう。