心を動かした“イケメン”キャリアカウンセラーの一言

 キャリアカウンセリングを受けるために大手転職エージェントC社を訪れた志穂さん。

 「担当のキャリアカウンセラーがイケメンで、テンションが上がった(笑)」こともあり、履歴書や職務経歴書を見せながら、今までのキャリアをじっくり話した。それまで2社のエージェントを通した転職活動で感じたことや「自分がどうしたいのかが分からなくなっている」ことも正直に相談してみたという。

転職活動を始めて、「自分がどうしたいのかが分からなくなっている」とキャリアカウンセラーに正直に相談してみたら……(C)PIXTA

 すると、キャリアカウンセラーは、今までのキャリアを整理、分析。「あなたの場合は、人事系か、経営企画系か、どちらの専門分野を目指すかをまず決めましょう。その上で、今のキャリアからどんな仕事ができそうかを考えてみては?」とアドバイスしてくれた。

 志穂さんの中では、忙しくなりすぎることへの不安も大きかった。だが、C社のカウンセラーは「あなたが今いる企業は、私が知っている中でもかなり忙しい会社です。もっと余裕を持って働ける会社はありますよ」と回答。

 「それを聞いて安心したんです。同時に、外に目を向けたことで、常識だと思っていることが他社では違うこともあるんだと気づきました。多くの会社を知っているキャリアカウンセラーならではの言葉。説得力がありましたね

昔、落ちた会社にもう一度トライしてみた

 相談するうち、ふと、1度目の転職活動で不採用となってしまったある会社のことを思い出し、口にした。すると、「ああ、その会社なら志穂さんに合いそうですね」と、すぐに求人を探してくれた。いくつか条件に合いそうな職種の求人に応募してみたところ、人事面接のほか、関連する部署のマネジャー、人事担当役員、社長との面接を経て無事に採用となったのが、現在、勤務している会社だ。

 「仕事は新しいことをやっているので、新鮮な気持ちで取り組めています。また、残業もほとんどなく、みんな18時過ぎには帰宅しています。子どもがいて働いている人も多いので、これからも安心して働けそうです」

念願かなって、年収UPに成功!

 学生時代から趣味だったダンスのレッスンも再開。その上、転職前より、年収もアップしている。

 「1度目の転職の際、『お給料は、現状維持でいいです』と控えめにしていたために、収入は変わりませんでした。ただ、入社後に同じ条件で働く同僚と給与面で大きく差があることが分かって悔しい思いをしたんです。前職で給与を上げるのもひと苦労でした。

 そこで、今回の転職の際は給与交渉をきちんとしようと意識していたんです。初めに内定をもらった会社の提示額が前職よりも多かったので、その年収に近い額にしてほしいとアピールしたところ、年収をアップしてもらうことができました。収入も働き方も満足しています」

志穂さんの経験から学ぶ、転職3つのノウハウ

★エージェントは、特長を押さえて活用するべし

★信頼できるキャリアカウンセラーを見つけよう

★転職時は、遠慮し過ぎずに給与交渉すべし


文/井上佐保子 写真/PIXTA

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