LINEのスピード感が決め手に

――その後、LINEに転職されたわけですね。転職しようと思ったきっかけはなんですか?

岩野さん:スピード感と成長です。ちょうど「これからはスマホだ」と言われ始めた頃でしたし、20代後半だったので、3年後、会社と一緒に大きく成長していたいな、と思っていたのです。また、相談した転職エージェントさんに「転職するなら20代のうちがおすすめですよ」とアドバイスされたことも理由の一つです。やはり20代後半ならば、フットワーク軽く動けるということもありますので。

――転職エージェントに登録されたのですか?

岩野さん:はい。やはりプロのアドバイスを受けたいと思い、登録したのですが、アドバイスだけでなく、いろんな会社を紹介してもらえたのでよかったです。「ネット業界でスピード感があり、会社と一緒に自分の成長も見込める会社」という希望を出していたのですが、さまざまなネット企業を紹介していただきました。

――転職活動の際に工夫したことはありますか?

岩野さん:「仕事を頑張りました」というのは誰でも言えるので、きちんと数字や年間目標達成など、成果を具体的に示すように心掛けていました。

――その中でLINEに決めたのはなぜですか?

岩野さん:なんといってもスピード感があったことですね。また、自分自身、日常的にLINEを使っていて、ストレスを感じない便利なサービスだと感じていたということもあります。大好きなサービスとともにいろんなことに挑戦していきたい、と思ってLINEに決めました。実際、入社後1年で大阪事務所の立ち上げの仕事を任せていただけて、いろいろ失敗もしたり、苦労もあったのですが、挑戦させてもらえる会社だなと思います。

――今、LINEで働く中でなにか意識していることはありますか?

岩野さん:スピード感と責任感を持って仕事をすることは意識しています。LINEでは、マーケットの変化に合わせた方針転換も多いのですが、そうした変化にもスピード感を持って対応し、サービスを大きくしていくことを考えながら、責任感を持って仕事を広げていきたいと考えています。

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 取材したお二人に感じたのは、単にいつも楽しく使っている大好きなLINEアプリの会社だから入社した、というのではなく、LINEという会社のビジネスとしての可能性に懸けて入社しているということです。お二人からは、LINEの中で挑戦し、LINEという会社と共に成長していきたい、というパッションを強く感じました。

二人の共通点は「パッション」でした
二人の共通点は「パッション」でした

■前編(佐藤さんの場合)
自分の強みが何か? で悩まない 自信が生まれた転職術
■後編(岩野さんの場合)
受付からの大転身 数字実績をつくりLINEに転職

文/井上佐保子 写真/品田裕美

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