営業を経験するとどこでも通用するスキルが身につく

 一方、「営業は、自分のコアとなるスキルを多く身につけられる仕事の一つです」と話すのはリクルートキャリアで求職者の転職支援を行っている佐藤季子さんだ。

 「「営業職は、仕事を通じて社内外の関係者と接する中で、どんな業種・職種に転職しても活かすことができる『課題解決能力』や『提案力』『コミュニケーション力』など、ビジネスで必要となる力を培うことができます」

営業職経験は重宝され、どこからも引く手あまた (C)PIXTA
営業職経験は重宝され、どこからも引く手あまた (C)PIXTA

 特に、20代後半から多くのライフイベントが待ち構える女性は、入社後のより早い時期に、自分のコアとなるスキルを身につけておくことが大切だという。「営業職で身につけられるような汎用的なビジネススキルを磨いておくと、いざ人生の転機を迎えて、その後に復帰した際や転職を検討するときにも、大きな糧となります」

 「ライフイベント後も、仕事と家庭の両立を図り、長く働き続けるためにも、現在の営業職でしっかりとコアスキルを身につけることが大切です」(佐藤さん)

【この人に話を聞きました】
■エン エージェント コンシューマDiv エンプロイメント コンサルタント 磯村舞さん
■マイナビ 紹介事業本部 課長 野澤綾子さん
■リクルートキャリア 斡旋事業本部 カスタマーサービスグループ 佐藤季子さん

文/井上佐保子 写真/PIXTA

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