スマートフォンで撮った写真を投稿アプリ「Instagram(インスタグラム)」に投稿するための、さまざまなコツを紹介する連載がスタート! 第1回は、ランチ写真がテーマ。日常のランチのひととき、おしゃれなプレートが目の前に出てきたら、パチリと写真を撮ってみたくなりませんか? 「おいしそう!」「すてき!」と思ってもらえるような写真の撮り方を伝授します。

 皆さまこんにちは。今回からInstagram講座を担当させていただくことになりました、三浦マキと申します。

 もともとアナウンサーとして活動していましたが、気が付けばブログやInstagramが自分の中で欠かせない大事なツールに。最近ではSNSを使用したPRのお仕事も増えています。この連載が少しでも皆さまのInstagramライフのお役に立てれば幸いです。

まずは初級編、上から撮ってみよう

 突然ですが、写真を真上から撮ったことはありますか? ちまたでは「インスタ撮り」とも呼ばれるこの手法。普段の視点を少し変えて、あえて大胆に、「真上から」撮るのがポイントなのですが、なぜこれが「インスタ映え」するのでしょうか。

 まずは、よく見かける、横から撮ったNG例を見てみましょう。

<写真1・見たままの視点で撮った例>
<写真1・見たままの視点で撮った例>

 テーブルの前に直立した状態の視点から撮影――よくある撮り方です。斜め上から見下ろしている構図です。悪くはありませんが、せっかくフォトジェニックな小物類、すてきなプレートがあるのにも関わらず、魅力が十分に伝わっていない気がしませんか。

 例えばかわいいプレートランチなどを撮る際も、つい「見たまま」の視点で撮影していませんか? それはもったいない。その理由は、真上から撮ったOK例、通称・インスタ撮りと比べるとすぐに分かります。

<写真2・真上から撮った例>
<写真2・真上から撮った例>

 テーブルにぐっと近づいて、真上から撮ってみました。斜め上から撮影した1枚と比較すれば差は歴然。一気に「インスタ感」が強くなりました。主題(=プレート)が分かりやすくなり、フルーツがおいしそうに盛られた丸いプレートが目に飛び込んでくるかのようです。

 同じ物でも、カメラを構える場所が違うだけで、ここまで写真の目を引く力が変わってきます。さらに色味を鮮やかに加工すると、より魅力が引き立ちます。

 一瞬しかタイムラインに上がらず、添える文章量にも限りがあるInstagramは、写真がすべて。いかにその写真でフォロワーの方をその一瞬で引き付けられるかが勝負となります。

 真上から撮ることで増す臨場感。「いいね!」の数はどちらが多く獲得できるか、一目瞭然でしょう。