中級編:テーマを決めて、好きなものをとことん追求
さて、フィルターを使ってカラーを統一することをマスターしたところで、さらに、とても大事な「投稿する対象物」について考えてみましょう。
Instagramを眺めていると、ファッションに特化したアカウントや、料理写真ばかりを投稿しているアカウントなど、特定のテーマに絞ったアカウントをよく見かけます。日常生活の中で撮影した写真を思い思いに載せるのももちろん良いのですが、実はインスタグラマーの多くが、自分の中で何か「テーマ」を設定して投稿している、ということをご存じでしょうか?
パリ写真が満載のxxcaoxxさん
まずxxcaoxxさんのInstagramから。見事にテイストが統一されており、独特の世界観を放っています。その上、実は投稿のほぼ半数が、パリの写真であることにお気づきでしょうか? 建造物、お店、食べ物、写真の中身はさまざまですが、共通点は「パリ」です。
テーマはパリ、そしてカラーは柔らかい色彩で統一されています。
もともとパリが大好きだったと言うxxcaoxxさん。この彼女にしか出せない世界観と、日々更新されるパリのすてきな写真が人気を博しており、パリ旅行に出る前には彼女のInstagramをチェックする、という人も多いそう。
ビーチとプールがまぶしいbeach_luxepoolloverさん
続いてこちらはbeach_luxepoolloverさん。まぶしい青が目に飛び込んできます。ただひたすらビーチとプールを投稿しているだけですが、これでもいいんです。
テーマはビーチやプール、そしてカラーは、目の覚めるような青。とても分かりやすいですね。
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毎日の様子をこまめに投稿する必要はありません。ランチが好きなら、ひたすらランチの写真でも良いでしょう。お花が好きならお花の写真のみ投稿するのもOK。
「マイ・ワールド」を作りあげることが大切です。テーマを決め、なおかつカラーも統一すれば、印象の強いアカウントになります。
フォロワー数も気になるかと思いますが、SNSは自分に対して発信するだけで十分楽しいもの。今回もいろいろとレッスンを行いましたが、難しく考えずに、自分の好きなものを撮影し、自分が見ていて幸せになれるような色合いで加工してみてください。
「色の統一感」を出し、何より「自分の好きなもの」を突き詰める。大切な物を“Instagramという小さな宝箱にしまう”という感覚で、投稿してみてはいかがでしょうか?
文・写真/三浦マキ