通常投稿の世界観を壊したくない、でも投稿したい

 24時間で消えてしまう投稿――ストーリーはどのようなときに投稿するのが最適なのでしょうか。目の前にあるものをただ撮りたい、暇つぶしに撮りたい……理由は何でもよいと思いますが、インスタグラマーの中では、ストーリーはある一定の活用法をしています。どのような活用法なのでしょうか。

 それは、「通常投稿に上げるほどのことでもないけれど、みんなにちょっと見てほしい投稿」をアップする際に利用するツールなのです。どういうことなのか、具体的に見ていきましょう。

旅やビーチ、空をテーマにしている私のInstagram画面
旅やビーチ、空をテーマにしている私のInstagram画面

 インスタグラマーは、世界観を意識し、投稿内容を統一させています。投稿する写真や動画は、世界観を壊さないものなど各自でルールを決めています。私の場合は、旅やビーチ、空をテーマにした内容を投稿するようにしています。

 でも、毎日生きていると何かしら楽しいことはありますし、おいしい料理も食べますよね。そんな日常のちょっとした1コマを発信したいときがあります。

 そういった内容は、いつものInstagram上に連続して投稿してしまうと、維持していた世界観が壊れてしまいますし、フォロワーにとってもやや面倒。

 そんなときこそ、ストーリーの出番です。

ランチの様子をストーリーに投稿しました
ランチの様子をストーリーに投稿しました

 私のストーリーは、朝の散歩(笑)や、レストランなどの食事を投稿する頻度が高めです。

 せっかくすてきなお店や場所に行ったのに、どこにも公開しないのはもったいない、みんなに見せたい、でもいつものテーマから外れるし……そんな欲求を満たしてくれるのが、ストーリーなんです。

 タイムラインを埋めることなく、また24時間で消えるため、うっとうしいとフォロワーに思われることもなく、自由な気持ちで投稿できるのはとても便利。通常投稿よりもっとカジュアルに、気楽に、好きな内容を投稿できるのがストーリー機能の最大の魅力かもしれません。

 なお、意外に知られていないのですが、ストーリーは、通常投稿と異なり、「足跡」機能があります。誰が閲覧したのか投稿者側から分かるようになっているのです。こっそり好きな人のInstagramをのぞいている方はご注意を……!

文・写真/三浦マキ