フライトときの服装にも旅を快適にするヒントが
そして今度は、機内に持ち込むハンドバッグの中身も見せてもらいました。
「ハンドバッグの中には、すぐに使うものと、なくなったら困るものを入れています。具体的には、スマホや財布、パスポート、モバイルバッテリー、充電ケーブル、液体類、ミニタオル、常備薬、使い捨てスリッパなどです。長時間のフライトの場合は、空気式のネックピローや着圧ソックスを持って行くこともありますね」
また行き帰りのフライトのときには、締め付けのないラクな服を着用するんだそう。
「金具などが付いていないワンピースやチュニックを着て、その上に1枚トップスを重ね着することが多いです。金具がない服だと、空港での身体検査もスムーズに運びますし、長時間のフライトでも快適です。その上から重ね着をしたり、ショールやストールを巻いたりしていれば、体温調整にも役立ちますよ」
月1回のペースで、まるで国内旅行を楽しむように、海外に出かけている大竹さん。どのようにして、うまく仕事を調整しながら出かけているのでしょうか。
「金曜の深夜便で週末旅に出かけることも多いですが、有休を使って会社を休むこともあります。気軽に海外に行くためには、『すぐに休んで旅行に行く』というイメージを、社内に定着させることが大切です(笑)。もちろん旅行中もメールのチェックはしますが、まずは社内のイメージを定着させれば、協力してくれる人も増え、休みも取りやすくなりますよ」
「そろそろ海外に行きたいな」と思っている人は、まずは週末に行けるアジアンリゾート旅を計画してみるのもいいですね。荷物を機内持ち込みにすれば移動もラクなので、その際はぜひ大竹さんのパッキング術を参考にしてみて。
文/青野梢 写真/小野さやか