「私は旅人」イメージを定着させる

 旅行に行くには休みを確保することが大切です。旅行をするために休みを取りたいとき、どのような工夫をしているのかを聞きました。休みの取り方は、職種やチーム編成、上司やメンバーの理解など、職場によってさまざまのようです。

できるだけ他の人の負担にならない日を調整して休むようにしています。月曜日もしくは金曜日に休みを取って、週末を使って旅行しています。(31歳、学術研究・技術サービス、研究開発・技術職)

お盆など休みたい人が多い時期に自分は頑張って働き、周りの人の休暇が終わり、旅行代金が安くなってくるタイミングで1週間程度休みを取ります。(31歳、IT・通信、SE)

海外に行くときは長期の休みになるので、夏期休暇と有休を組み合わせています。みんなが働いている時に長期間いないのは気が引けるので、高くてもなるべくお盆休みとぶつけて旅行します。(25歳、学術研究、技術サービス・研究事務)

事務所へのお土産とは別で、女性陣にだけ小さいお菓子や、付箋、クリアファイルなどを買って帰ります。そして何よりも、「この人は会社を休んで遊びに行くんだ」というキャラを確立することが一番重要。(36歳、建設、営業事務)

「お互いさま精神」を忘れないようにしています。普段から、他の方に対するサポートを惜しまず、また、お休みされる際は率先してヘルプに入ります。自分自身が休暇を取得するときは早めに申告し、業務が滞らないよう引き継ぎと仕事の見える化を徹底します。(33歳、サービス、人事)

お休みの話題を出すなど、日ごろからチーム内でお休みを取りやすい雰囲気づくりをしています。また、スケジュールデータを共有しているデータベースに「有休(仮)」と、数カ月前から入れて周知して、上司以外のメンバーに根回ししています。(28歳、製造、経理)

有休は単発でポツポツ取るのではなく、連続で取るようにしています。旅行を決める前から、「◯月くらいにお休み取ってどっか行きたいんです~」と周りにアピールします。普段しっかり働いていると、「休んでリフレッシュしてきな~」と言ってもらえてスムーズです。取引先のお客様にも、詳細が決まる前から休みの時期をお伝えしておいてやり取りをスムーズにしています。(33歳、商社、営業)

旅行の際はなるべく連休を利用して、消化する有給日数を減らせるよう努力しています。また、こまごまとした休みを取らず、年に2回2週間ほどのまとまった休みを取れるよう頑張り、その長期休暇に海外旅行の予定を入れます。出発日や帰国日をピークからずらすなどして、航空券などの費用をなるべく抑えられるように工夫しています。(26歳、法律、法務・会計関連専門職)

旅行を決めた時点で上司に報告。急ぎの仕事は事前に済ませるのはもちろん、仕事のトラブルに海外からも対応できるよう、スカイプを常につなげるようにしています。(36歳、製造、総務)

なにより、「有休は確実に消化する」という強い意志が大切です。(35歳、金融、調査)

 読者の皆さんから集まった充実の口コミ情報。旅行の際に、ぜひ参考にしてください。

文/日経ウーマンオンライン編集部 写真/PIXTA