ゲーム感覚や、カラダに良い貯金まで

ゲーム感覚でできる 「ルール貯金」

 挫折せずに貯めるには、自分が楽しめる「貯めるルール」を設定するのがおすすめです。先ほどの500円玉貯金も「500円玉をもらったら貯める」というルールですが、ルールは自分で自由に決めて構いません。

 例えば「英会話に行ったら1000円貯める」、「ジムに行ったら500円貯める」など……。自分で決めたルールを実行できたら貯めるのです。習い事や勉強など、定期的に行っていることに関わるルールにすると貯めやすいでしょう。

 ポイントは「できたら貯める」ルールにすること。「できなかったら罰金として○円」というルールにはしないことです。ポジティブなルールにしておくことで、「忙しいけれどちゃんと○○できた」という実績を「貯蓄」という目に見える形で残せるからです。貯蓄額イコール、自分がこれだけ頑張った証拠になるわけです。成功体験とお金の積み重ねを同時にできて、きっと自分に自信がつきますよ。

ルールが決まらないときは「歩数」で貯めるのもアリ

 習い事や趣味が特にない、運動などの習慣もない人は、歩数をルールにするのはいかがでしょうか? 歩くことなら、誰でも毎日必ずしていますよね?

 歩数に応じて貯める場合も、細かいルールは自由に決めて構いません。1日の歩数をそのまま貯蓄額とすると、1カ月分ではかなり高額になりがちなので、「1万歩歩いたら1000円」などとしてもいいでしょう。なお、日本人女性の1日当たりの歩数は平均約7000歩。これをベースに、平均より多く歩いたら貯めるというルールにもできそうですね。

※厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査」(PDFが開きます)


 ずっと家にこもっているより、歩くのは健康にも良いもの。お金が貯まるという動機があれば、自然と体を動かしたくなるかもしれません。お財布にも体にも、と一石二鳥を目指せますよ。