【ワークライフバランス度】部門

年間総労働時間や有給休暇取得率、男女社員の育休取得率などを評価

 今回の調査では、全回答企業の1人あたりの年間総労働時間は平均1982.7時間(2016年は1986.9時間)と、4.2時間の削減が見られた。1位の日本生命保険は2016年に1カ月の残業が80時間を超えた社員は6万3000人中ゼロとなった。「在宅勤務制度がある」と回答した企業が41.8%、「週2日以上のノー残業デーを導入している」と回答した企業は16.3%など、全体的に働き方の改革が進んでいる様子が見て取れる。

【ダイバーシティ浸透度】部門

女性社員の比率や勤続年数など定着率を評価。障がい者雇用率やLGBT理解促進の施策もチェック

 女性が長く活躍できるよう、ワークライフバランス施策や両立支援制度拡充などのサポート体制を充実させている企業が多数。1位の花王は、正社員約2万人中半数以上を女性が占め、その約4割がワーキングマザーと、育児中の女性が多数活躍する。

 女性活用度調査の詳細は、『日経WOMAN』2017年6月号(5月6日発売)で詳報しています。

※調査概要/2017年1月~2月中旬に上場企業など国内有力企業4300社を対象に日経BPコンサルティングが実施。558社から回答を得た。設問や採点基準は審査員(聖心女子大学教授・大槻奈巳氏、キャリアン代表取締役・河野真理子氏、法政大学教授・武石恵美子氏)と本誌編集部で定めた。