チームで動くからこそ言葉が大事
だからこそ、そのための道筋を言葉で伝えられなくてはいけない。「幸せな瞬間を、もっと世界に。」というビジョンは、創業期のメンバーで合宿をしてみんなで作りました。
また、メンバーがもっと増えていくこれからの時期は、今いる人が新しいメンバーに語っていけるかどうかも大事になってきます。そのために、「ラブグラフフィロソフィー」という行動指針も作りました。誰かが違う方向を向いていると感じたときには、「それってラブグラフでやったほうがいいことなんだっけ?」「それって本当に人を幸せにできる?」という聞き方で、ビジョンや行動指針に立ち返るということを常々やっています。
本は本質をつかむため、テレビは大衆感覚を得るために活用
外に向かって発信する力を磨くということでは、取材やセミナーへの登壇依頼などを意識して受けるようにしています。そういう機会があると、話すのが苦手だからといってさすがに黙り込むわけにはいきませんよね。話すテーマに関する本を読んだり、改めて自分の考えを整理したりして臨んでいます。
インプットの方法は、本とテレビ、SNSの3つです。本のテーマはブランディングや経営戦略、デザインなどさまざまですが、読むときは一つのジャンルについて一度に5冊くらいまとめて読みます。そうすることで、いろんな人が共通して言っていることが見えてくる。これは変わることのない物事の本質みたいなものなので、本質をつかむために読書をしている感じです。
テレビでチェックするのは、バラエティーやビジネス系、音楽番組などです。ビジネス系では「カンブリア宮殿」が特にお気に入りです。他の業界や、ゆくゆくは私たちが目指す数百億規模の売上の会社の雰囲気・経営スタイルなどを学ぶために見ています。音楽番組では、大衆の感覚が得られます。今、ごく一般的な若い子たちに何がはやっているのかを知るのはすごく大切だと思っています。