転職支援サービス「エン転職」をはじめ、入社後の活躍を軸に多彩な人材サービス展開しているエン・ジャパン。営業部でリーダーを務める宮田緑さんは、もともと事務職として入社したそうです。事務から営業部門へ、キャリアチェンジの軌跡を伺いました。

1年後に自分の顔を思い出してもらえるか

 夜中にオフィスの階段に座り込んで、悔し泣きをしたことがあります。営業に異動して3カ月目のことでした。それまでの事務の仕事とは何もかもが違って思うように動けず、どうしていいのかわからない。自分で手を上げて異動したのに何もできないことが不甲斐なかったんです。今は22時にはオフィスが閉まるので、どんなに行き詰まっていても会社に残れないんですけれど(笑)。

エン・ジャパンで営業部のリーダーを務める宮田緑さん

 現在私は、営業部で企業の中途採用に携わっています。企業の採用の予定を聞いて、ニーズに基づいた求人広告を提案するのが仕事です。受注したら取材を行い、内容をライターに伝え、実際に広告の中身もつくっていきます。新規営業では、「採用の予定はありませんか?」と伺っても、すぐに受注につながることはありません。ですから、半年後、1年後、その企業が採用活動をするときに、いかに自分を思い出してもらうかが営業のポイントです。すぐにモノを買ってもらうわけではありませんから、まずは相手の話をじっくり聞き、「人 対 人」の関係を構築することを意識しています。

大学2年 1年間の語学留学が世界を変えた

 今は営業部でリーダーをしていますが、もともと私は営業ではなく、人材業界の経験もありません。中学のころから客室乗務員を目指して語学の勉強を続け、大学2年のときに語学留学で1年間香港に滞在しました。この留学が、最初の転機になりました。

 留学では思いもよらないことがたくさん起こり、自分の世界がぐっと広がりました。そんな刺激的な経験をしてしまったので、それまで自分が考えていたキャリアが果たして正しいのか、確信が持てなくなってしまったんです。

 帰国すると日本では就職活動の時期になっていましたが、ずっと客室乗務員を目指してきたので、代わりの道はなかなか見つかりませんでした。とにかくいろいろな業界の説明会に足を運び、ファッションが好きだったので、新卒でアパレル業界に就職しました。