先送りしている間に、大きな病気やケガをする可能性もゼロではありません。
もしもの入院に医療保険で備えるのか、それとも、貯蓄で備えるのかは、早めに決断するようにしましょう。
誕生日が来ると保険料が上がる傾向があることは事実ですが、保険会社や商品によっては、総額で考えると結果が変わることもあります。女性は出産などの入院リスクの高い年齢もありますし、保険料は各保険会社が独自に計算して決めているので、保険の種類や年齢によってはこのようなことも起こりうるのです。
だからこそ、「誕生日前に入るほうが、保険料が安くてトク」という気持ちで入るのではなく、「自分に必要だから加入する」という「必要かどうかで保険に加入する」という選択で入ったほうが賢い入り方なのです。
文/前野 彩 写真/PIXTA