「保険」と聞くと、健康保険や年金保険よりも、保険会社の保険を思い浮かべる人が多いようです。では、その身近な保険会社の保険料は、どのように決まっているのでしょうか? 今回は、今さら聞けない「生命保険料の決まり方」についてお伝えします。

そもそも、生命保険料ってどうやって決まるの?

 私のセミナーで、参加者の方に保険料の決まり方を聞くと、次のような答えがよく返ってきます。

●保険会社の違い
●男女の違い
●年齢の違い

 いずれも大正解です。

 保険料は、保険会社が決めていますし、男女や年齢も保険料に影響しています。では、保険会社が保険料を決める仕組みを見てみましょう。

多くの人が加入している「生命保険」。でも、保険料ってどうやって決まるの? (C)PIXTA

【保険料が決まる基(1)生命表】

 保険料は、生命表を基に計算します。生命表とは、年齢別や男女別に死亡する(生存する)確率をまとめた表のこと。国や、「アクチュアリー」という保険数理の計算をする団体が発表している生命表と、保険会社独自のデータをもとに、保険料が計算されています。

 その考え方は意外とシンプルです。

 例えば、死亡率1%、つまり、100人中1人が1年後に死亡する可能性がある年代があり、1人亡くなったら、保険会社は500万円の保険金を支払う死亡保険を作ると想像してみてください。

 1年後に1人死亡する可能性があるため、保険会社は500万円を用意しておく必要があります。そこで、100人から保険料を集める際には、500万円÷100人=5万円と計算して、1人から年間5万円の保険料を集めるのです。これなら、保険会社は「もしものときに家族に500万円残したい」と考える100人から集めたお金で、不運にも亡くなってしまった人の家族に500万円を支払うことができますね。こうやって、生命表から死亡率を出し、保険料を決めていくのです。