ハイストレス&ローリターンの節約もできる範囲で

 固定費の見直しが、ハイリターン&ローストレスなら、その反対にあるのがハイストレス&ローリターンな「節約」です。

 10円でも安いスーパーを探す、週末には特売品を調べて安い店をハシゴして買い物をする、ランチは毎日お弁当にするなど、いろんな節約方法がありますが、毎日意識をして続けないと数千円の効果が出ない節約法は、節約疲れになりがちです。

効果を実感しづらい「節約」は疲れます (C) PIXTA

 節約的な家計の見直しは、ストレスにならない範囲で、気負わずゆる~く続けられることを見つけるようにしましょう。

 10円安いスーパーのために仕事帰りの疲れた足で遠回りしたり、ゆっくり寝て趣味の時間を持ちたい週末にスーパーをハシゴすることが楽しくないのなら、数日分まとめ買いして献立を工夫するほうが効果があるかもしれません。

 お弁当を毎日作ったけど1週間で挫折するくらいなら、週に2日はお弁当の日と決めてしまって、メリハリをつけて長く続けるほうが効果はあります。

 固定費の見直しは「格安スマホに見直して4000円浮いた!」「保険をやめて5000円浮いた!」「電気とガスを見直して1000円浮いた!」と、実際に浮いた金額が分かりやすく、見直しのモチベーションが上がりやすいのが特徴です。でも、食費の節約は手軽ではありますが、「いつものランチなら800円だけど、お弁当にしていくらお金が浮いたんだろう」というように、実績が分かりにくいデメリットがあります。効果が分かりやすいことから始めましょう。

 マンションを買うための家計改善方法としてお伝えしましたが、マンションを買う予定がない人でも、家計の改善方法として活用できるものです。本当に買いたいマンションのためなら、見直し術もきっと楽しく実現できるはずでしょう。

 自分の希望するマンションを安心して買うために、実践してみてくださいね。

文/前野 彩 写真/PIXTA