突然ですが、問題です。
「源泉徴収票にかかわるもので、今年の1月1日から始まったものはな~んだ?」
答えは「社会保障・税番号制度」、つまり、「マイナンバー」です。
会社員の方なら職場に、フリーの方なら取引先にマイナンバーを提出されたことと思います。そのマイナンバーが始まったことで、源泉徴収票の様式そのものが、今年から変わります。
どこがどう変わるの?
大きく変わるところは2カ所です。新旧を比べてみたのが次の図です。どこが変わったか、わかりますか?
ここが変わった……【1】大きくなった
パッと見てすぐにわかるのが、その「大きさ」。見慣れた源泉徴収票と比べると、新しい源泉徴収票は、縦の長さが2倍になります。その理由が、2つ目の変化です。
ここが変わった……【2】マイナンバーの記載
右上の自分の名前の上のほうに、「個人番号」として、マイナンバーの記入欄が登場しています。
そのほかにも、真ん中よりやや下のあたりに「控除対象配偶者」や「控除対象扶養親族」を書く欄があり、そこにも「個人番号」、つまりは、マイナンバーの記入欄があります。
さらに、もう1カ所あります。実は、一番下の勤務先である「支払者」のところ。ここには給料を支払っているところが個人なら個人番号、企業なら法人番号の記入欄であり、給料を支払う人のマイナンバーも記載されるようになったのです。
これだけたくさんの情報を載せなければならないからこそ、縦長2倍の大きさになったんですね。
大きく変化した点はこの2つですが、住宅ローン控除の記載がより詳しくなったことやマイナンバーによりレイアウトが少し変わった点なども変化です。