来年の新しい手帳にどう書けばいいのか

 では、やり方を具体的にお伝えしていきましょう。

1.A4用紙1枚と今年の手帳&来年の手帳を準備する

2.今年のスケジュールを振り返り、A4用紙に大きなお金を使った「月」「内容」「金額」を書き出す

<例>

出典:「本気で家計を変えたいあなたへ ~書き込むお金のワークブック~ <第2版>」前野彩著、日本経済新聞出版社
出典:「本気で家計を変えたいあなたへ ~書き込むお金のワークブック~ <第2版>」前野彩著、日本経済新聞出版社

3.「2」で書いた一覧表を見て、来年も引き続き発生する支出や金額に〇をつける

出典:「本気で家計を変えたいあなたへ ~書き込むお金のワークブック~ <第2版>」前野彩著、日本経済新聞出版社
出典:「本気で家計を変えたいあなたへ ~書き込むお金のワークブック~ <第2版>」前野彩著、日本経済新聞出版社

4.「2」で書いた一覧表に、来年やりたいこと、必要なイベントとその予算を書き出す

5.来年の手帳のマンスリーページ(月ごとの予定が書けるページ)に、イベントとその予算を書き込む

(例)マンスリー面や各月の最初の週のページに、1月:初売りバーゲン3万円、12月:帰省費5万円、など

 たった、これだけです。

 紙ベースの手帳を使わない方もデジタルツールのメモなどに同じように入力しておくと、その月になったときに、「今月はこの支出があるんだな」という意識が働きます。ほんのちょっとの意識でお金の準備もしやすくなるし、何よりも、心のゆとりができますよ。

 特別支出にあわてない対策はいくつかあります。一つずつ紹介していきましょう。