【3】1年間の支出を計算する

 いよいよ総まとめ! 1年間という長い時間軸で、何に、いくら使っているのか、1年の支出を整理します。毎月の支出は少なくても、実は年間となるとまとまった金額になることも多いので、1年単位で、何に、いくら使っているのかをまとめましょう。

 1年単位で家計を振り返るときは、次の7項目に分けます。

1.生活費(食費、日用品、楽しみのためのお金、水道光熱費、通信費、交通費、医療費)

2.住居費

3.保険料

4.その他

5.その他ローン

6.子どもの教育費

7.使途不明金

 1から6までの1年分の合計が「明細が分かる支出」です。この6項目は明細が手元にあるので、計算しやすいと思います。

 難しいのが、最後の1項目「使途不明金」です。次のやり方で計算しましょう。

 前回記事「貯蓄上手な人が実践する年末「お金の大掃除」のやり方」で洗い出した手取収入から、年間の貯蓄額を差し引き、さらにそこから、上記の「明細が分かる支出」1~6の合計額を差し引きます。こうして出てきた金額が使途不明金です。

 使途不明金の額がプラスであり、その金額があなたの感覚で「多いなぁ」と思えば、忘れている支出がないか、もう一度振り返ってみましょう。

使途不明金を制すれば、貯蓄上手になれるかも (C) PIXTA
使途不明金を制すれば、貯蓄上手になれるかも (C) PIXTA