これまで、私はコーポレートガバナンスと言われる企業統治のたけの仕組み作りや、それによる企業業績・株価への影響を研究してきました。偉大な先生方の研究には、女性役員が取締役会に入った場合の分析も多数されており、私も女性として高い関心を持っています。

 そして前回でも触れましたが、この4月から化粧品会社の社外取締役に就任しました。就任して1カ月ほどしか経っていないのですが、自身の体験を先行研究のフレームワークを通して見てみると、男性だらけの職場は女性にとって活動がしやすい場面が意外にも多いのではないかと感じることが多々あったのです。

男性だらけの職場で思うこと

 男性が女子会を揶揄しているのを、聞いたことがある人は少なくはず。でも考えてみると、男性だって男性同士で騒ぐし、つるむことは多々あるわけです。更には、職場でもそういう場面も見ることもありますよね。もちろん、女性もありますが……。

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 同性同士でつるむことから親睦を深めて、職場でいい影響が出るかもしれませんが、逆もあるわけです。自分よりも目上の同性の上司に言いたいことが言えなかったり。この現象はアメリカの研究論文をみると、企業の最高意思決定機関である取締会でも、同じではないかと指摘されています。