仕事運がいい人は○○が多い人でした
答えは、知り合いの知り合いが多い人でした。
理由は、自分の友人や知り合いが少なくても、その友人や知り合い達が、更にその先の友人や知り合いの数が多いと、知恵を借りれる確率が高くなるからなのです。
当たり前といえば当たり前ですが、仕事は一人ではできません。壁にぶつかったときは、友人や知り合いに相談します。もちろん、そうやって答えが見つからないことはたくさんありますが、その友人が「じゃあ、私の仕事仲間に聞いてみるよ!」と協力してくれたことはありませんか? 知り合いの知り合い、そのまた知り合い……と繋がることで仕事の壁を乗り越えた経験って、働く女性は少なくないと思います。
社員が仲が良いとプロジェクトはうまく進行する
矢野和男氏の研究では、ウエラブルセンサーによって社員同士が社内の中で誰にどう会っているかのデータを取得して、分析しています。社員同士がコミュニケショーンを頻繁にとっている企業では、社員同士の繋がりがあり、プロジェクトの開発遅延が少ないなどの傾向が見られたのです。
人のつながりをどう広げ、紡いでいくかが、私たちの仕事運、さらには企業価値に大きく影響していそうです。
仕事運とは出会いを生かせた数に比例している
情報は、情報をたくさん持っている人のところに集まるなんて聞きますが、あながち嘘ではないようです。そう考えると、少しめんどくさいなぁと思うような、会社行事やイベントを行うのは一理あるのかもしれませんね。また、社内でコミュニケーションを円滑にするための施策を行っていることは決してムダではなさそうです。
「運」とは「運ぶ」と書きます。その運を運んでくれるのは、知り合いであり、その先の知り合いである。そして、そうした知り合いの輪を広げていくには、出会う機会を増やすことでしょう。
仕事運というのは、出会いの数に比例しているのかもしれません。やみくものに人に会うのはおススメしませんが、私も「なんだかしんどいしなぁ……」なんて言わずに、心改めて、人との繋がりを広げに行きたいと思います。
文/崔真淑 写真/PIXTA
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