何もしないために、あえて使う「放置ゲームアプリ」

──仕事でもスマホを使う機会は多いと思いますが、スマホを使う上でのルールや、心掛けていることなどはありますか?

村田:生活には欠かせないもので、放っておくとずっと使い続けてしまうので、「いかに使わないようにするか」もしくは「いかに疲れないように使うか」を考えながら使っています。

 情報が多くてインプットに疲れたときは、あえて「放置ゲー(放置系ゲーム)」をやることで、「何もしないという行動をする」ようにしています。私の場合はTwitterを見る頻度が非常に高く、そのたびに多くの情報が流れ込んでくるので、休憩したいときに瞑想(めいそう)的な感覚で「旅かえる」「癒しのクラゲ育成ゲーム」といった、基本的には見るだけのゲームアプリを使っています。

 他には、スマホを裏返して使う「BFT-Bear Focus Timer」というアプリで、スマホを見ることなく集中できた時間をカウントすることもあります。一定時間スマホを触らなければ、かわいいくまのキャラクターが褒めてくれるんです。ただ集中するよりもやる気が出ますね。

──新しいアプリの情報はどこで入手していますか?

HALU:友人や仕事仲間と話しているときに、自然と話題に出てきますね。画像を送ってもらったときに、「これ、何のアプリ?」と聞いたり、いいなと思ったらSNS上で聞くこともあります。

取材中に互いのアプリを見て、早速ダウンロードする村田さんとHALUさん
取材中に互いのアプリを見て、早速ダウンロードする村田さんとHALUさん

 最近は、宿泊(民泊)施設検索アプリの「Airbnb」をよく利用しています。教会やお城などをリノベーションした個性的な宿泊施設が見つかるので、海外に行く時は利用することが多いですね。私にとって、スマホに向かっている時間はすべて「仕事モード」なので、使いやすいアプリは生活に欠かせないですね。

聞き手・文/青野梢 写真/品田裕美