「負け美女」などの名キーワードを生み出し、的確かつユーモアあふれる表現で働き女子の心をつかむエッセイストの犬山紙子さん。プライベートでは6年間のニート生活を経て結婚、出産を経験した彼女の「あたまのなか」が見てみたい! ということで、新連載「犬山紙子のあたまのなか」が始まります。記念すべき第1回目は、彼氏&好きな人ができないあなたに向けた「醜態のススメ」。その真意やいかに……?

第1回 アラサーは醜態をさらしていこう(この記事)
第2回 自分のスペックを知れば、理想の相手がわかる
第3回 結婚相手の見極め方、こんな方法も!
第4回 なぜ犬山紙子は結婚できたのか?
*第5回以降も近日公開!

知恵を身に付けたアラサー女子は、恋の仕方も変化する

なかなかときめかなくなってきたのは、なぜ?
なかなかときめかなくなってきたのは、なぜ?

――早速ですが私・編集部員K、彼氏はおろか好きな人もできません。いつか結婚したいとは思っているのに、このありさまです。

 そのお悩みって30歳前後の人からよく聞きますが、実は当たり前のことなんですよ。これまでその角を曲がれば誰かにときめくほど恋愛体質だったのに、なぜか今は心の針が全くときめきに触れない。これって大人になった証拠なんだと思います。

 人間、長い間生きていればその分経験値や知恵が身に付いて、どんどん理性的になっていくもんです。冷静に相手を見ることができるようになった今、ホイホイ恋に落ちなくなるのはごく当然で自然なことじゃないでしょうか。