邪念がある状態で友人と付き合っても、結局満たされない

「34歳で新しく親友ができたんですよ」

 あと私自身、彼女たちの前で素の自分を出せなかったんです。ムダにプライドが高くて……。悩みを相談するとか、弱みを見せるとか、絶対しなかったんですよ。クソバイス(=求められてもいないのに、上から目線で言うクソなアドバイス)とかしちゃったり。

 さっき話したエキセントリックぶりっこもよくないですよね(笑)。作ったキャラで友人と接していただなんて、平凡な女というコンプレックスがよっぽどあったんでしょう。恥ずかしい話です。だから自業自得ですけど、自分が心から楽しいと思える会話をできなかったんです。それは彼女たちのせいじゃなくて、私のせいで。

 そのくせ、自分が邪念のある人に近づかれるのは大嫌い。でも、以前「アラサーは自虐より成長に目を向けて」で話した20代の内省のタイミングで「自分も邪念あるじゃん」って思って。それに、彼氏がずっといない寂しさを抱え始めてからは繕ってなんかいられなかった(笑)。しょうもないプライドも崩れ去り、友人に「助けてくれーっ」と素でぶつかるように。

 そこからは本当に仲良くしたいと思う人とだけ会うようになっていきました。30代過ぎて、というか去年34歳になってからめちゃくちゃ仲良くなった人がいたりもして。その人たちとはボードゲームという共通の趣味がきっかけで知り合ったので、最初はただのゲーム仲間でした。つまり、「この人といたらイケてる風に見える」とか「仕事に役立つかも」とか、邪念は一切なく、お互い損得勘定ゼロから始まった関係だったわけです。