ライフスタイルの変化が激しいアラサー世代は、友達関係に悩みやひびが生じがち。そこで今回、結婚・出産を経たばかりの犬山紙子さんに友情関係の極意、そして女友達の見つけ方までお聞きしました。

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――今回、友人に関するお悩みについてアンケートを取ったところ、意外にもマウンティングでドロドロとかって話はほとんどなくて、「関係性を維持したい」「自分や相手の生活環境が変わっても友だちでいたい」といった、今の友情を大切にしていきたいと考えている人がすごく多かったんです。

「うんうん、今の友情を大切にしていきたい気持ち、分かります」
「うんうん、今の友情を大切にしていきたい気持ち、分かります」

 私、「友達が欲しい」って欲望は「食欲・睡眠欲・性欲」に並ぶものだと思うんですよ。自分が孤独じゃないこと、気持ちを共有できる相手がいることって、マジな話で健康に直結しますから。

 なので、読者の皆さんが変わってしまった関係をなんとかつなぎとめようと思うのも当たり前のことだと思います。

 ただ、友達って恋人に比べて関係のメンテナンスが軽視されがちだったりするんですよね。恋愛だと長続きさせるために、別れないために、すごく知恵をしぼるけど、友人となると特に何もしない。

 でも、この人とはずーーーっと仲良くしたい! と思える人に出会うのって、一生のパートナーを見つけるくらいの確率だと思うんですよ、だからそういう人と出会えたら関係性のメンテナンスは意識したほうがいいと思います。