カラートリートメントとリタッチ、使うならどっち?
美容院でのカラーリングなど白髪ケアにはさまざまな方法がありますが、リーズナブルで手軽なのは自分で染める方法。染めて白髪を隠すカラートリートメントと塗布して白髪を隠すリタッチタイプ、それぞれのケア用品に求める条件を聞きました。
使ってみたいヘアカラートリートメントの条件について聞くと、「色持ちがよい」(92.7%)、「しっかり染まってカラーが長持ちする」(92.0%)、「染める手間がかからない」(91.8%)、「色味がよい」(91.3%)、「髪がつるつるになる」「ヘアサロンのようなクオリティーで仕上がる」(同率90.7%)、「髪に透明感が出る」(90.2%)などが上位に挙げられました。髪質・髪艶ともにアップさせるトリートメントに高いニーズがあるようです。
またリタッチタイプの白髪隠しについて使ってみたい条件を聞くと、「汗、水に強い」(87.8%)、「乾かす手間や時間が必要ない」(87.3%)、「細かいところにも塗りやすい」(87.1%)などが上位3位にランクイン。いつでもどこでも使えるタイプの商品に注目が集まっていることが分かりました。
白髪と前向きに向き合い、白髪ケアを日常的な美容習慣に
最後に、白髪や白髪ケアに関する女性の意見を聞いてみました。すると、「白髪は恥ずかしいから隠したい」という後ろ向きな姿勢ではなく、白髪と向き合いきちんとケアして自信を持ちたいというポジティブな気持ちが感じられる結果に。
「髪を含めていつまでもきれいでいたい」(93.8%)、「白髪を気にせず、いつも自分に自信を持っていたい」(90.2%)、「白髪とポジティブに付き合えたら嬉しい」(89.1%)などの意見が賛同を集めました。白髪ケアについても、「メイクアップと同じ美の習慣・身だしなみのひとつだと思う」(78.9%)が8割の支持を得ており、これからの白髪ケアは当たり前の美容習慣となっていくことが予想できそうです。
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面倒で手を抜きたくなる白髪ケア。でもこまめに手入れをすれば若々しく見えるだけでなく、前向きな気持ちになれるようです。最近は染めるだけでなく、白髪の色をそのまま生かして艶を出すなどさまざまなアレンジ方法が増えてきました。メイクやファッションと同じように、白髪も自分らしさを生かして楽しみたいものですね。
文/華井由利奈 写真/PIXTA