エイジング肌に合う口紅は、明るいものor暗いもの?

 35~59歳の女性に、「同じカラーの口紅で、明るいものと暗いもの、どちらを塗ったときに肌映りが良くなると思いますか」と質問すると、6割以上が「明るいもの」を選びました。

 しかし、どうやらそこに落とし穴があるようです。

 明るい口紅と暗い口紅を塗った女性の写真を見比べてもらい、それぞれの印象を聞いてみました。すると、暗い口紅のほうが「より明るく見える」「より血色よく見える」「より肌ツヤ良く見える」とする回答が断然多くなりました。また、別の女性の写真で比較しても、やはり暗い口紅を支持する声が圧倒的に多いという結果になりました。

 つまり、年を重ねるにつれて口紅がしっくりこないのは、肌色が暗くなるため。明るい色の口紅を選んでしまうと、かえって肌のくすみが目立ったり、口紅の色が顔から浮いて見えてしまうこともあるのです。

 口紅を選ぶときは、「明るいほうが肌映りが良くなる」と思い込まず、あえて明るさや鮮やかさを抑えた口紅を検討してみるとよさそうですね。

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文/佐々木恵美 イラスト/PIXTA