そろそろオープントウのパンプスやサンダルを履きたくなり、「足のケアをしなくちゃ」と思う季節ですね。読者の皆さんは、足のケアをどれくらいやっていますか? 渋谷ヒカリエ ShinQsで行われたKOBAKOのセミナーで、足の爪やかかとのセルフケア方法をネイリストの渡邉季穂さんに教わってきました。

渡邉季穂さん
ネイリスト

トータルビューティーサロン「uka」代表取締役社長。アーティストとしてのサロンワークや媒体での創作、後進の育成のためのセミナー講師として活動し、ネイルケアならびに新しいスタイルの提案と独自のネイル技術の普及に努める。貝印のビューティーツールブランドKOBAKOでは、ネイルケアラインKOBAKO nails、フットケアラインKOBAKO nails for Footのプロダクトアドバイザーを務める。インターナショナルネイルアソシエーション理事、日本美容技術振興センター会員、カルジェルエデュケーター

 爪切りで切ったり、自宅でペディキュアを塗ったりすれば、きれいに整っているように見えますが、それだけで満足しないで。「基本のケア」を怠っていると、足の爪からいろいろなトラブルが引き起こされるそうです。

 「爪の土台を作る部分にきちんと栄養を行き渡らせるためには、ただカットするだけではダメです」と渡邉さんは話します。

 「爪は毎日使う道具。ほとんどの人は毎日顔を洗うと思いますが、爪の表面を意識して洗ったことのある人は少ないと思います」

 「足の爪を洗う? お風呂で足を洗っていますが……」という人は要注意。足を洗うだけでは、爪の表面を洗っていることにはならないのです。爪は皮膚が角質化したものですが、ケアしていないと表面に皮脂がたまったり汚れが付いたりしているそうです。

 「固くなった甘皮のケアならやったことがある」という人は多いかと思いますが、これでは足りないのでしょうか。

 「むしろ、甘皮だけをケアし過ぎてはダメなんですよ。爪の付け根の部分を『爪母』(そうぼ)といいますが、この爪母で爪が作られます。爪母は甘皮で守られていますが、この甘皮を取り過ぎてしまうと、爪が正常に作られなくなることがあります。甘皮を切らずに、押し上げながら余分な汚れを取り去るケアが大切です」

爪の根元、甘皮に覆われている部分が爪母 (C) PIXTA

 甘皮を切り過ぎると、爪母を守ろうとしてどんどん厚くなってしまうとのこと。爪母は健康な爪を作るのにとても重要な場所で、いわば爪の栄養タンクといったところ。ここに衝撃が加わると、爪の形や色に影響が出ることもあるそうです。

 「特に足の爪は、スポーツ時やヒールを履いたときなどに衝撃が加わりやすいんです。爪にダメージができると見た目にも美しくないだけでなく、白癬菌に感染してしまうこともあります」

 手元はいつも目に入るので気にしていましたが、足の爪のことはちゃんと考えていませんでした……。やはり定期的にサロンでケアするべきなのでしょうか。