腸内環境は食事を変えてから24時間で変わる

 池谷さんの専門は循環器系の分野。腸というと食べ物を胃から受け取って流していく「袋」のようなものをイメージしがちですが、実際のところは「管」。腸管で栄養を吸収し、その栄養を血管で運んでいるそうです。

 「私たちの体は管で養われているわけですが、腸内の環境が悪化すると、菌や毒素が血管に流れ込んで動脈硬化が進行します。つまり、血管の良し悪しは腸内環境が握っており、そのポイントとなるのは食物繊維です。腸内環境は食事を変えてから24時間でも変えることができます。まずは今日の食事を変えることから始めてみてください」(池谷さん)

 岸村さんは、食物繊維を積極的に摂取する「繊活」を推奨するなかで、食物繊維を手軽に摂取できるメニューもアドバイス。

ひき肉の代わりにナスやタケノコ、椎茸を使った「野菜たっぷりジャージャー麺」
白米を雑穀にするだけで食物繊維の量がアップする「雑穀の焼きチーズリゾット」
「蒸し大豆入りペンネオルトラーナ」は、蒸し大豆をいつものソースに加えるだけ

 従来の食事で食物繊維をたくさん摂るには、おなじみのメニューに食物繊維をプラスするために食材を置き換えたり、食物繊維が豊富な食材を一つ加えてみたりする「ちょい足し」することポイントだそうです。

 食物繊維を味方に付けて、「食べることでダイエット」を実践したいものです。

文/北本祐子