「セカンドミール効果」も上手に使おう

 もう一つ、「セカンドミール効果」の力も上手に活用しましょう。

 セカンドミール効果とは、セカンド(次の)ミール(食事)に与える効果のこと。食物繊維が豊富なものを摂っておくと、その時の血糖値の上昇を抑えるだけでなく、次の食事の血糖値の上昇もゆるやかにしてくれる効果が。

 1日に1回でも食物繊維の豊富なものをとっておくと、次の食事で血糖値が急激に上がるのを防いでくれる作用があります。

 朝食でしっかりと食物繊維をとっておくことで、この「セカンドミール効果」が発揮され、体へのダメージが軽減されるのです。

朝食でしっかり食物繊維を摂取 (C)PIXTA

 食物繊維の多いものとして手軽なのは、大麦や納豆など。もしコンビニで買うなら納豆巻き、大麦入りおにぎりや、全粒粉パンのサンドイッチなどを選びましょう。前述の甘栗や枝豆なども食物繊維が多いのでおすすめです。

 それらの場合も単体ではなく、ゆでたまごやヨーグルトなどたんぱく質の豊富なものと一緒に摂ると、より効果的です。

 また、腸内環境が良好だと、「セカンドミール効果」の恩恵をより受けやすくなることが分かっています。腸内細菌のバランスを整えてくれる納豆やヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維が豊富なものを、日頃から意識して摂るよう心がけましょう。

 食べ方や量を変えるだけで、食後の眠気を防ぎ、午後の仕事も効率よく進められると良いですね。

 食後眠くなりがちな人は、ぜひ、ランチの食べ方を見直すことから始めてみてください。

文/岸村康代 写真/PIXTA

Profile
岸村康代さん
一般社団法人 大人のダイエット研究所代表理事
フードプランナー/管理栄養士


病院やメタボリックシンドローム指導の現場で数々の健康的なダイエットのサポートをしてきた経験やシニア野菜ソムリエなどの資格を生かし、商品開発、事業開発、講師、メディア出演など、多方面で活動。目的に合わせて効率よく栄養を摂る“パワーフードスタイル”を提唱し、大人のダイエット研究所では、自身の15kg減量を実現した経験から、「いかにおいしく食べながらストレスなく健康的な食事をするか」を提案している。

著書に『10日間でやせ体質に生まれ変わる野菜レシピ』(アスコム)など。
大人のダイエット研究所:http://otona-diet.jp