週末塩抜きダイエット 3つのルール

 むくみを一気に取り去りたいなら、野菜研究家の庄司いずみさんが提唱する「週末塩抜きダイエット」に挑戦しよう。「1日の塩抜きで1kg、2日なら2kg程度体重が減り、下半身のむくみも解消する。塩分を排出するカリウムが多い野菜をとるのがお薦めです」(庄司さん)。運動やマッサージを組み合わせれば、より効果的だ。

1. 塩分が入った調味料を使わない

食塩、醤油、味噌など塩分を含む調味料は使わず、酢、柑橘類、スパイスなど無塩の調味料で味を出す。ハムやソーセージ、ちくわなどの加工品も食塩を含むので避ける。

NG…塩、醤油、味噌、ソース、ドレッシングなど
OK…酢、コショウ、レモンなど

2. カリウムの多い野菜で塩分を排出

「野菜、海藻、果物などに含まれるカリウムには、体内の過剰な塩分(ナトリウム)を排出する働きがある」(林教授)。海藻に豊富な水溶性食物繊維にも同様の働きがある。

3. 週末1日からでもOK

塩分とりすぎの人は、1日やってみるだけでも効果を実感できる。「塩抜きをした後は普段の食事の塩分に敏感になり、その後の減塩にもつながるはず」(庄司さん)。

「週末塩抜きダイエット」実践例

まずは1日目

:食塩無添加トマトジュース 塩分:0g
:ネバネバ野菜と納豆ののりサラダ+丸ごとサツマイモのご飯 塩分:0.1g
:ざく切りキャベツと根菜の和風ポトフ 塩分:0.8g
→1日の塩分:0.9g(1日平均-8.5g)

できる人は2日目も

:梨とセロリのスムージー 塩分:0g
:カリカリ油揚げの八宝菜風+ご飯 塩分:0.1g
:レモンおろしのキノコバーグ 塩分:0g
→1日の塩分:0.1g(1日平均-9.3g)

※塩抜きダイエットを行うのは、週2日までにとどめよう。

カリウムを多く含む野菜

週末塩抜きダイエットに積極的に取り入れよう。塩分を排出するうえ、カロリーも低く、たっぷり食べても安心。

(可食部100g当たりのカリウム量(データ:『日本食品標準成分表2010』))
(可食部100g当たりのカリウム量(データ:『日本食品標準成分表2010』))