LCC利用時 時間には余裕を持って

 「空港でのんびりしてたら危険? LCC利用時の注意ポイント」でLCC専用の成田空港第3ターミナルを紹介したが、他の国でもLCC専用空港や、LCC専用ターミナルが設けられているケースがある。

 クアラルンプールのKLIA2や、バンコクのドンムアン空港などだ。LCCで到着すると、メインの空港とは違う場所に降りることになるので覚悟しておきたい。

クアラルンプールのKLIA2は、LCC専用ながらも国際空港らしい華やかな雰囲気
クアラルンプールのKLIA2は、LCC専用ながらも国際空港らしい華やかな雰囲気

 LCCで行く海外旅行で要注意なのは、行きよりも帰りだろう。現地の空港では基本的には日本語は通じないと思ったほうがいい。また、LCCによってはチェックイン方法がレガシーキャリアとは異なるため、戸惑う可能性もある。

 例えばエアアジアでは、空港に設置された機械でセルフチェックインを行う。預け荷物がある場合には、荷物のタグも自分でスーツケースにくくり付けなければならない。慣れてしまえば別に難しいことはないのだが、初めてだとどうしていいか分からなかったりする。

エアアジアのセルフチェックイン機
エアアジアのセルフチェックイン機

 国際線は出発2時間前までには空港へ行くのがセオリーだが、LCCを利用するならさらに早く行ってもいいだろう。日本の常識では推し量れないほど、空港内が混雑していることも珍しくない。実は筆者も外国でLCCに乗り遅れた苦い経験がある。時間には余裕を持って行動すべしであると、自戒の念も込めて書いておきたい。

文・写真/吉田友和