一度の旅で複数の国々を訪れる

 国内線と国際線の組み合わせだけでなく、国際線から国際線へ乗り継ぐようなコースもLCCならば自由自在だ。複数の国々を周遊するような旅である。

 とくにアジアの主要都市は、大抵はLCCが就航しているためルートを組み立てやすい。首都以外の第二、第三の都市同士を結ぶ路線まで含めれば、ルートの選択肢は膨大な数に上るだろう。

 複数の異なる航空会社を組み合わせる他、スクートの台北経由でシンガポールまで飛ぶ便や、バニラエアの同じく台北経由でホーチミンまで飛ぶ便などを利用して、同一の航空会社で周遊する手もある。

スクートの台北経由シンガポール行きの便では、台北で一度飛行機を降りる必要がある

 参考までにこれも筆者の実例を紹介すると、次のような周遊旅行をしたことがある。台北 → マニラ → バンコク → ホーチミン → シンガポール → バリ → クアラルンプール。一度に7カ国も旅するという欲張りな内容ながら、航空券の総費用は手数料等すべて込みで約5万8000円だった。

その旅で最安だったのはライオン・エアというLCCで、ホーチミン~シンガポール路線がなんと9米ドルだった

 それなりに旅慣れた中上級者向けにはなるものの、自由度の高いLCCだからこそ実現可能な旅だといえるだろう。あれこれ調べながら、自分だけのとっておきのコースを組み立てていくのもなかなか楽しいものだ。

文・写真/吉田友和