一方通行から双方向の評価へ
「以前の職場では上司からの評価だったので、最初は少し驚きました。ですが、一方通行だったものが、自分も参加する双方向の仕組みになったので、とてもよかったと思っています。本当に悩むし、金額を入力しながら何度も考え直します。でも、皆もそうやって真剣に向き合っていることが分かるので、評価にも納得できるんです」
周囲への信頼感が基となって成り立っている制度のようですね。そんな平井さん、この制度を通して気付いたことがあるそうです。
「同じ部署の評価に比べて、他部署からの評価が低かったとフィードバックされたことがありました。そのときに、自分が思っている自分と他人が見ている自分って違うんだ、と気が付きました。それからは、そのギャップをどうやって埋めていけばいいのかな……と考えるようになりましたね。たとえ低い評価だったとしても、誰か一人が決めたことではないので、素直に受け入れられます」
その後、他部署との距離を縮めようと積極的に関わっていくようになって、評価が上がったという平井さん。部署の垣根を超えたつながりができたり、自分を見つめ直すきっかけになったりと、3C制度はさまざまな効果を生んでいるようです。
フォルシアのオリジナル評価制度である3C制度は、どのように誕生したのでしょうか? 次回は3C制度の生みの親、代表の屋代浩子さんにお話を伺います。
文/藪内久美子 写真/編集部
URL:http://www.forcia.com/
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