完全オーダーメイドの結婚式でウエディング業界の常識を打ち破った「CRAZY WEDDING」をはじめ、固定概念にとらわれないさまざまな事業を展開しているCRAZY(クレイジー)。ユニークなのは事業だけではありません。思わず共感して号泣する社員も出るという独自の採用活動があると聞き、東京オフィスにお邪魔しました。

社員がリノベーションしたオフィス

 東京・両国駅から徒歩10分ほど。大通りの喧騒から少し離れた場所に、開放感のあるオフィスを見つけました。入り口には「CRAZY」の文字。

 それにしても、「CRAZY」だなんてすごい社名です。カルチャーとして根付いている「Crazy or die.」という言葉には、一度きりの人生を「心が震える方向へ」進もう、自分の本心と向き合って生きていこう、そんな想いが込められているそうです。

自分たちの手でビル一棟を丸ごとリノベーションしたという東京オフィス

 「まずはコーヒーをどうぞ」

 声をかけてくれたのは、広報の市川千尋さん。オフィスの1階にはカフェがあり、一般のお客様にも開放しています。

 「カフェの奥は打ち合わせスペースです。社内のミーティングや、新郎新婦様との打ち合わせに使っています。五つある打ち合わせルームは、それぞれコンセプトが違います。結婚式の装飾を作っているアートディレクターの社員がデザインしたんですよ」

広報の市川千尋さんに社内を案内していただきました

 全4階のビルは、2階が食堂、3階がオフィス、4階がアトリエです。CRAZYの経営の優先順位は1位が「健康」、2位が「人間関係」なので、毎朝朝礼で全社員と握手をすることからはじまり、お昼には全員が顔を合わせて食堂でランチを取ります。結婚式の当日には、社員にお弁当を作るという徹底ぶり。ダイニングチームが作るバランスの取れた食事のおかげで、1年で7キロ減量した社員もいるとか!

 「決まったデスクはありません。ソファでも、食堂でもカフェでも、その日の気分や仕事の内容でそれぞれが場所を選ぶようにしています」と市川さん。一人ひとりが自立しているからこそ、会社が社員を細かく管理する必要がなくなり、自由な環境が成り立つのですね。

フリーアドレスのオフィスフロア

 そんなCRAZYには、入社前から“CRAZY”な制度があるそうです。その名も「人生プレゼン」!

 創業1期目から始まったという「人生プレゼン」は、採用過程のラストを飾る一大イベント。CRAZYの仲間になるには、必ずこのプレゼンを経験します。求められるのは、経歴やスキルを披露して、会社の役に立つ人材だとアピールすることではありません。「自分はこれからどう生きていきたいのか」、その上で「なぜ今、CRAZYに入社するのか」。自分の本音と向き合い、全社員の前で“人生をかけた”10分間のプレゼンを披露する。だから「人生プレゼン」と呼ばれているのです。