「人生プレゼン」で本音に気づけた

 実際にプレゼンを体験した社員の方に話を聞いてみましょう!

 2015年1月に入社したオア明奈さんは、7年間コンサルタントとして働いてきました。仕事はとても好きでしたが、これからは会社の看板ではなく「自分個人」として働きたいと思い、転職先にCRAZYを選んだそうです。オアさんは「入社前に全社員の前でプレゼンする機会がある」と聞いても、最初はさほど驚かなかったそう。「人生プレゼン」では、「バディ」と呼ばれる指導役の社員がプレゼン当日まで候補者の準備に付き添います。

 「仕事柄、プレゼンの経験はたくさんありましたし、得意だと思っていました。だから、自分が準備したプレゼン資料を見たバディに『それで、明奈はどう生きたいの?』と言われたときは驚きましたね。そうか、生き方とその覚悟を問われているんだ! と気づきました」

 最初は、いわゆる“プレゼン資料”を作成したオアさんでしたが、そこからバディと二人三脚で何度もやり直しながらプレゼンをつくり直したそうです。

CRAZY WEDDING チーフブランドプロデューサー オア明奈さん
CRAZY WEDDING チーフブランドプロデューサー オア明奈さん

 プレゼンを通して変わったことを聞いてみると、「自分の生きる道がハッキリしました」とオアさん。

 「当初は『力を発揮できる環境を得たい』と思っていましたが、よくよく考えたら、『自分の可能性に挑みたい』という本音が出てきました。私は自分という存在が社会にどれほどの影響を与えられるのか、CRAZYで試してみたかったんです。CRAZYに入る理由が腑に落ちたし、目指す未来がよりクリアになりました」

 ステージに立った時の身震いや、自分を見つめる社員たちの温かい眼差し。プレゼンの10分間のことは、今でも鮮明に覚えているといいます。「自分はどう生きていきたいのか」「そのためにこの会社で何をかなえられるのか」。とことん突き詰めて考えた経験が、入社後も揺るがない“原点”になったようです。

 では、そんなプレゼンターを支えるバディは、どんな思いで「人生プレゼン」に臨んでいるのでしょうか。