戦略PRのみならず、セールスプロモーション、スポーツビジネスから、カジュアルダイニング「bills」の運営まで、型にはまらないアイデアと事業展開で世の中にトレンドを発信するPR会社のサニーサイドアップ。そんな同社には、「32の制度」と名付けられた多彩な社内制度があります。その中には、「恋愛勝負休暇」と「失恋休暇」なるものも…。果たして、このユニークな制度の実態とは!?

社員を楽しくさせる ユニークな「32の制度」

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて新営工事が始まった新国立競技場。その主要アクセス駅となる千駄ヶ谷駅は、これから東京の新しい顔となる駅です。そんな千駄ヶ谷駅から徒歩5分ほどのビルに、PR会社サニーサイドアップのオフィスがあります。

 到着すると、広報の田実さんが出迎えてくれました。

サニーサイドアップ 広報 田実愛さん

 企業や商品のPRからスポーツビジネスの展開まで、事業内容が多岐に渡ることでも知られる同社のモットーは、「たのしいさわぎをおこしたい」。サニーサイドアップらしさあふれる社内制度「32の制度」には、「こんなことまで制度にしちゃったの!?」とビックリする斬新な制度が満載です。

常に最新のニュースや担当した案件がニュースで取り上げられているかすぐにチェックできるよう、 オフィスにはずらりとモニターが並んでいます

 中でも異彩を放っているのが、「恋愛勝負休暇」と「失恋休暇」なのですが…今回の潜入取材、ちょっとした不安がありました。

 恋愛も失恋も、とってもプライベートなお話。皆さん、まじめに仕事をしている真っ最中にする話じゃないですよね…。しかも、ココ、居酒屋じゃないですよね? とモジモジしていると、田実さんが「残念ながらお酒はありませんが、まずはお茶でも飲みながらお教えしますね」と、二つの制度について説明してくれました。

仕事が手につかないほどの恋愛は人生の糧になる

 「弊社では、プライベートの充実が仕事の充実にもつながるという考え方をしています。『恋愛勝負休暇』は、独身社員の恋愛を応援する制度で、告白したい、プロポーズの準備をしたいなど、ここぞという勝負日に休暇を取得することができます。

 一方、『失恋休暇』は残念ながら恋に破れてしまったときに会社を休める制度です。仕事が手につかなくなるほどの恋愛は、きっと人生の中でいい経験になるはず、という社長の想いが込められた制度なんですよ」

 アイデアの幅も、そして深さも求められるPR業界の仕事は、キャリアやスキルだけでなく、何を見て、考えて、経験してきたかといった、いわば人間としての引き出しの多さが大きな武器になることも。人の心を動かすPR、感動を与えるプロモーションは、社員一人ひとりのプライベートシーンを大切にする会社だからこそ生まれるものなのかもしれません。

 「実はですね、この制度を使って恋を実らせた成功者がいるのでこっそり連れてきますね。ちょっと待っててください!」と田実さん。

 本当ですか! 取材班、これから聞く恋バナが楽しみで、なんだかソワソワしてきました。