PR会社のサニーサイドアップは、戦略PRをはじめ、セールスプロモーションやイベント制作、スポーツビジネスなど、世の中を驚かせるアイデア力を武器に、さまざまな事業でトレンドを発信しています。そんなサニーサイドアップには、「恋愛勝負休暇」「失恋休暇」「離婚休暇」といった一風変わった制度も。個性的な制度はどのように生まれたのか、広報の田実 愛さんにお話を聞きました。

プライベートのイベントを大切にしてほしい

――社内制度の「32の制度」にはとてもユニークな制度がたくさんありますが、まずは制度の成り立ちから教えていただけますでしょうか。

 弊社の人事にはスローガンがありまして、「社員の総幸福量No.1」という言葉を掲げています。会社で働く中で得られる幸福感というのは、仕事のやりがいや給与など、人それぞれの価値観があると思いますが、会社としては仕事だけでなく、社員にプライベートも充実させてほしいという思いを持っています。

 そこで、社長を中心に有志で集まり、どんな制度があったらいいか、会社に何が足りないかというアイデアを出していきまして、最終的には法令的に問題がないかを検証した上で、2011年に現在の「32の制度」が出来上がりました。

――「恋愛勝負休暇」や「失恋休暇」は、中でも他に例を見ない制度ですが、この制度の採用の決め手になったポイントはありますか?

 大きな括りで言いますと、社員にプライベートでのイベントを大切にしてもらうための休暇制度「プライベートしっかり休暇」というものがあります。「恋愛勝負休暇」や「失恋休暇」、「誕生日休暇」「結婚記念日休暇」、そして親孝行したい時に使える「ファミリーホリデー」、離婚に伴う作業が必要な場合に使える「離婚休暇」が含まれています。

 特に恋愛休暇は異色なのでフィーチャーされがちなのですが、どの休暇制度も社員自身とその家族のために本当に役に立つ制度か? ということを考えて採用しています。

お話を伺った広報の田実愛さん。社内のダイバーシティの推進メンバーも務めており、女性の活躍推進やLGBTの社内認知拡大に向けて活動しているそうです

――恋愛に関する制度を設けることで、社員の皆さんの仕事にどのような影響を及ぼしている思いますか?

 PRという仕事は、仕事とプライベートの境界線を引きづらい面があるんですね。日常の中で面白いものに触れたり、感じたりすることは、それがクライアント様のマーケティング上のターゲットの気持ちを理解するということにもつながりますし、さまざまな価値に触れることがアイデアの素にもなって、すべてがサービスにつながります。それは恋愛についても同様で、恋愛で得た充実した気持ちを仕事に還元してもらうことが、楽しいサービスを増やしていくための源泉になっていると思います