シミが出ていないうちが美白のチャンス!

 美白ケアは、シミが現れていないうちから始めることがとても大切です。

 というのも、美白化粧品はできてしまったシミをなくすことよりも、予防や、目立たなくするほうが得意。

 30代のうちからうまく美白ケアを組み込んでおけば、将来的なシミの発生を予防することができます。もし、うっすらとシミが出きてしまっても、目立たなくすることができるのです。

美白は「治す」より「予防」のほうが効果が高い (C) PIXTA
美白は「治す」より「予防」のほうが効果が高い (C) PIXTA

 また、UV-Bは肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を起こすの対し、UV-Aは波長が長く、真皮まで届いてシワやたるみなどの肌ダメージを与えます。美白とセットで行ってほしい紫外線対策は、シミやそばかす予防だけでなく、エイジングケアにも有効なのです。

 30代のうちから正しい美白知識を身に付けて実践すれば、20・30年後の肌にはっきりと違いが出ます。美白ケアは本格的なシミが出ていない今がチャンス。若さが残っている30代からスタートさせましょう!

 次回は、正しい美白ケアの方法を解説していきます。

【読者アンケートの概要】
◎調査期間:2016年9月21日~2016年10月10日、日経ウーマンオンライン上で実施。有効回答数382人。平均年齢38歳。シングル56.3%、既婚(子どもなし)20.7%

プロフィール
岡部美代治
ビューティーサイエンティスト
岡部美代治
山口大学文理学部理学科生物学卒業後、コーセー研究所を経て、アルビオンにて商品開発、マーケティング等を担当。数多くのヒット商品を手がける。現在は美容コンサルタントとして活動し、商品開発アドバイス、美容教育アドバイスなどを行うほか、講演・セミナー活動、雑誌の美容特集などで正しい美容情報を発信している。化粧品の基礎から、製品化までを研究してきた豊富な経験に裏打ちされた美容理論は説得力がある。

文/中島夕子 写真/PIXTA