褒めることは、モチベーションアップに最も効果的な方法

 新人や後輩の指導とは、ただ業務を教えるだけじゃありません。時には注意したり、褒めたりすることも必要。注意に関することは次回、改めてご説明しますので、ここでは「褒める」についてお話ししましょう。

的確に褒めれば、後輩のやる気もグンとアップ!

 人は誰でも、「三大渇望」といわれる欲求を持っています。その三つとは「受容」「承認」「重視」。すなわち、「受け入れられたい」「認められたい」「重んじられたい」という欲求です。自分のやったことが褒められれば、これらの欲求も満たされるもの。仕事へのモチベーションアップにもつながるので、新人・後輩のよいところを見つけたら、どんどん褒めてあげましょう。

こうすると喜ばれる! 新人・後輩を上手に褒めるテクニック

 人を褒めるときは、いくつか留意したいことがあります。上手に褒めて、新人・後輩のやる気を育てましょう。

褒めるならタイミングよく、的確な内容で

 人を褒めるときは、タイミングよく褒めることが大切です。後回しにすると、つい忘れてしまうこともありますよね。「いいね!」と思った瞬間にそれを言葉にするように心掛けましょう。内容は、相手の強みや努力しているところを褒めるのがオススメです。例えば「仕事が速い」「文書作成が上手」「問い合わせの回答が分かりやすい」といったこと。

 また、仕事ぶりについて具体的に褒めるのもよいでしょう。なぜなら、「後輩の仕事を把握し、理解している」ということを実感してもらえるからです。そんな安心感を与えるためにも、日ごろから後輩のことをしっかり観察しておきたいですね。