読まれなくなる可能性も! タイトルの付け方一つで変わるメールの印象

 前回の「やってはいけないメール術 大量メールのさばき方」でもお伝えしたように、宛名の書き方によってメールを読まれない可能性が生まれるもの。そしてもう一つ気を付けたいのが、タイトルの付け方です。

迷惑メール風、曖昧…。メールにNGのタイトルは?

 最近は、ずいぶんと凝った迷惑メールもあり、私たちもそれに慣れてきました。 そのため、タイトルが「ご無沙汰しています」などのご挨拶だと、知人を装った迷惑メールと誤解されることも。また、「日経YARUKI社 やる子です」と自分の名前をタイトルにしたメールばかり続けば、どのメールに何が書いてあるのか、相手はもちろん送った自分も分からなくなり、後から探すときに時間がかかってしまいます。

 この他、「明日の件」といった曖昧な付け方もNG。人によっては同じタイトルを繰り返したがりますが、延々と送り合ってRe:が繰り返しになるのもできれば避けたいですね。

例えばこんなタイトルはNG!

(1)ご挨拶
件名:ご無沙汰しています
件名:お元気ですか
件名:先日はありがとうございました

(2)自己紹介
件名:日経YARUKI社 やる子です

(3)曖昧
件名:会議について
件名:明日の件

(4)Re:の繰り返し
件名:Re:○○○
(内容が変わっているのに、何度も同じタイトルでやり取りする)

メリハリがあって分かりやすい! 上手なタイトルの付け方

 読んでもらえるメール、探しやすいメールにするには、端的で分かりやすいタイトルを付けるのがオススメです。そこで有効なのが、日付や固有名詞を入れたり、本題を【 】でくくったりして分かりやすくすること。用件が端的なので相手は重要度を推し量れますし、後からでも見つけやすくなりますよ。

 ただし、端的過ぎると素っ気なく感じる人もいます。失礼な人と思われないよう、社外の相手などには柔らかい言い回しを使うようにしてください。

分かりやすく見つけやすいタイトルの付け方

ステップ1:日付や固有名詞を入れ、案件を絞り込む
(例)
件名:10/16 交通安全の講演会
件名:12月号社内報
件名:11/1 田中さん歓迎会

ステップ2:【 】に目的や相手に期待する行動を書く
(例)
件名:【開催のお知らせ】10/16 交通安全の講演会
件名:【お願い】12月号社内報の記事執筆
件名:【要回答】11/1 田中さん歓迎会の出欠
※社外宛の場合は【お返事のお願い】など、柔らかい言い回しにする