どうしても急な仕事を振られてしまうなら、時には断る勇気も必要
いくら作業時間を確保して、徐々に仕事を進めていっても、突発的な仕事をゼロにするのは難しいですよね。でも、もしスケジュール的なリスクがあるなら、そのときは断ってしまってもいいのです。
自分の状況を説明しながら断れば、相手に納得してもらえる
上司や先輩から「あの人に頼めば安心」と信頼してもらえるのはありがたいですが、そのせいであなたに仕事が集中しては、いずれキャパシティーを超えてしまうことに。無理をしてこなしたとしても、仕事が雑になって質が下がる可能性もあります。最悪、納期遅延やミスにつながるケースもあるので、相手に迷惑を掛けるくらいなら断る勇気も必要なんです。
とはいえ、ただ「できません」と一言で断るのは考え物。「今、締め切りが○日までの仕事を抱えているので、その後でしたらお手伝いできるのですが、それでもよろしいでしょうか?」と、自分が抱えている仕事の状況を伝えるようにすれば、頼んだ側も嫌な気持ちになりにくいです。
◆前もって作業を進め、緊急度の高い仕事を増やさない
◆スケジュールにはバッファを持たせよう
◆外出や会議の行い方を見直して、作業時間を確保する
◆どうしてもムリなときは、断る勇気も必要
ひよ子 「わぁ、さすが部長! 時間を節約するコツがいっぱいですね」
すずまり姉さん 「お客さんのお願い事はなかなか断れなかったかもしれないけど、これからちゃんと状況説明すれば角は立たないものよ。これで心置きなくライブに行けるっしょ! ライブっていいわよねぇ。あの感動の時間は病みつきになるわよねぇ」
やる子 「すずまり姉さん、ライブ行くんですか?」
すずまり姉さん 「そりゃあね。いつまでもヤングなひろみGOのディナーショーは最高だったわ~」
ひよ子 「そういえば、この前話していたチケットは取れましたか?」
すずまり姉さん 「今まさに狙っているところなのよ~。キ・ン・プ・リ!」
やる子 「え! キンプリって、あの……全員、メンバー全員20歳前後のキ、キングと王子……」
ひよ子 「やだ~、King&Princeですよ。やる子先輩、知らなかったんですか? 部長、最近ハマってるんですって!」
やる子 「な、なんと……」
これまでバブリーな香りをぷんぷんさせていたすずまり姉さんから、まさか今をときめく超若手アイドルグループの名前が出たことに驚きを隠せないやる子。ライブ話に花を咲かせているひよ子とすずまり姉さんについていけないやる子は、平成最後の年に時代の移り変わりへの焦りを感じるのでした。
文/石川由紀子 キャラクターイラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA